O嬢の物語 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
恋人のルネによってロワッシイの館に囚われの身となった「O嬢」は、複数の男たちによって鞭打たれ、鎖に繋がれ、次々と辱めを受け弄ばれる。その背徳の日々の中で「O嬢」は、隷属し男の所有物となることへの歓びと幸福に、しだいに目覚めてゆく。エロスの極限と反社会的表現で物議をかもした異端の書を、倒錯文学の巨人・千草忠夫が畏敬の念を込めて翻訳。表題作他一編収録。
浴室 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
85年秋、パリの読書界で1冊の不思議な小説の評判が広まっていった。作者は時に28歳。浴室に閉じこもってしまう青年を描く50の断章の行間にこそ何ものかが…。トゥーサンの鮮烈なデビュー作。
--このテキストは、
単行本
版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
「午後を浴室で過ごすようになった時、そこに居を据えることになろうとは…」同居人の恋人は心を萎ませ、お母さんはケーキを持って、様子をうかがいに来る。「危険を冒さなきゃ、この抽象的な暮らしの平穏を危険に晒して」とひとり呟やきつつ、浴室を出てはみるのだけれど、いずれ周囲の人々とはギクシャクぎくしゃくしてしまう。そして、また浴室へ…。
タラ・ダンカン 若き魔術師たち(上) (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
フランス南西部のひなびた村タゴン。古い館でおばあちゃんと暮らす12歳の少女タラ。ある日、タラに不思議な力がそなわっていることが判明する。それを知った闇の一族サングラーヴは「タラこそ、われわれが探していた人間だ!」と、タラをつけねらう。ところが、タラはサングラーヴと敵対する魔術師によって別世界へワープさせられてしまう!フランスNo.1ファンタジー。
内容(「MARC」データベースより)
鄙びた村で祖母と暮らす12歳の少女タラは、不思議な力があると判明して闇の一族に狙われる。彼女を救うために現れた魔術師は、彼女を「別世界」へとワープさせてしまい…。フランスで人気のファンタジーシリーズ第1弾。
ああ無情―レ=ミゼラブル (新書)
著者紹介
【ビクトル・ユーゴー】
1802年、フランスで生まれる。激動のフランス革命時代にあって、政治的社会的に大影響をうける。1851年、ベルギーに亡命、以後19年にわたる亡命生活を経て、1870年パリへもどる。『東方詩集』『静観詩集』『レ=ミゼラブル』『ノートル=ダム=ド=パリ』など大作の詩集や小説を多数発表。1885年、没。
【塚原亮一】
1920年、東京に生まれる。早大仏文科卒。第2次大戦に学徒動員により、陸軍気象兵として中国へ。復員後、国立音楽大学に勤務。仏語と児童文学を担当するかたわら、、フランス児童文学の研究、翻訳にうちこむ。現在、国立音大名誉教授、早大講師。訳書に『夜明けのハーモニカ』『プークとおおかみ団』など多数ある。
【画家紹介】
1937年、福島県に生まれる。桑沢デザイン研究所グラフィック専攻科卒。児童出版美術家連盟所属、東京デザイナーズスペース会員。教科書のアートディレクションを数多く手がける。現代童画ニコン賞受賞。作品に、絵本『おおきいちいさい』『たんばたろう』ほか、児童書や一般書のさし絵が多数ある。
碁を打つ女 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
満州の娘と日本人士官の叶わぬ恋を詩情豊かに描く高校生が選ぶゴンクール賞受賞作。1937年、満州。寒さ厳しき広場で男たちが碁に興じるなか、一人だけ若い娘がいる。学校や両親、息のつまるような日常から逃れられるのは、碁を打っている時だけだ。ある日、抗日連軍の暴動に巻きこまれた娘は、青年二人に助けられ、次第に親密に関係を結んでいく。この乗にやってきたある日本人士官は、昼は抗日分子の追跡、夜は女遊びの毎日を送る。男は関東大震災以来、「死」に魅入られている。抗日分子が紛れこんでいると思われる広場へ、地元の人間になりすまして乗りこみ、若い娘と碁を打つようになった。連日、二人は広場で対局を続けながら相手の心の揺れを感じ取るうちに、互いの名前も素性も知らぬまま、惹かれあうようになっていく。だが、日本軍と抗日軍の対立は激化し、運命は思わぬ方向へ…。気鋭の在仏中国人作家が端正な文体で描く、世界21カ国で翻訳された愛と戦争の物語。
内容(「MARC」データベースより)
1937年、日本が帝国主義を強める満州。満州の娘と日本人士官が互いの素性も知らぬまま対局し、惹かれあう。だが、日本軍と抗日軍の対立は激化し、運命は思わぬ方向へ…。フランスの高校生が選ぶゴンクール賞受賞作。
夜間飛行 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
冷厳な態度で郵便飛行事業の完成をめざす支配人リヴィエールと、パタゴニアのサイクロンと格闘する飛行士ファビアン、それぞれの一夜を追いながら、緊迫した雰囲気のなかで夜間の郵便飛行開拓時代の叙事詩的神話を描いた本書は、『星の王子さま』とならんで、サン=テグジュペリの名を世界中に知らしめた代表作である。南米ブエノス・アイレスの地に、主人公と同様、郵便飛行の支配人として赴任していた時期に執筆され、1931年度のフェミナ賞に輝いた。
--このテキストは、
単行本
版に関連付けられています。
異邦人 (文庫)
Book Description
For this new edition, Davison makes use of recent critical analysis of L'Etranger to give a full description of Camus's early philosophy of the Absurd and the ideas from which the novel emerges.
--このテキストは、
ペーパーバック
版に関連付けられています。
The publisher, Prentice-Hall Humanities/Social Science
The Stranger, unabridged. Complete text of play for intermediate reading.
--このテキストは、
ペーパーバック
版に関連付けられています。
なしくずしの死〈上〉 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
反抗と罵りと怒りを爆発させ、人生のあらゆる問いに対して〈ノン!〉を浴びせる、狂憤に満ちた「悪魔の書」。その恐るべきアナーキーな破壊的文体で、二○世紀の最も重要な衝撃作のひとつとなった。待望の文庫化。
内容(「BOOK」データベースより)
『夜の果てへの旅』の爆発的な成功で一躍有名になった作者が四年後の一九三六年に発表した本書は、その斬新さのあまり非難と攻撃によって迎えられた。今日では二十世紀の最も重要な作家の一人として評価されるセリーヌは、自伝的な少年時代を描いた本書で、さらなる文体破壊を極め良俗を侵犯しつつ、弱者を蹂躙する世界の悪に満ちた意志を糾弾する。
家なき娘〈下〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
フランス人を父に、インド人を母に持つ少女ペリーヌは、父母亡きあと、父の故郷マロクールで、素姓をいつわり、名前もオーレリーと変えて、祖父のヴィルフラン氏の工場で通訳としてはたらくようになる。マロクールの村を支える紡績工場の経営者、ヴュルフラン氏はその莫大な財産と冷徹さゆえに孤独だった。そして、勘当した肉親と気づかぬまま、ペリーヌを心の支えと感じるようになる…。『家なき子』で有名な十九世紀フランスの文学者エクトール・マロの傑作。聡明な少女が実の祖父の愛を勝ちえるまでを、近代化の進む紡績工場を舞台に描く。小学上級以上向。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
二宮 フサ
1926年東京に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。17世紀フランス文学専攻。東京女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
プチ・ニコラ〈3〉ニコラの夏休み (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
海辺のホテルでバカンスをすごすことになったニコラは新しい友だちもたくさんできてさっそくおおさわぎ―笑いの玉手箱全5巻。小学上級以上向き。